コンセプト
企業が発行する デジタル社債・不動産セキュリティトークン(ST)・コンテンツ権利ST など を、証券会社の既存販売網を通じて一般投資家へ提供。
Securitize Platform(Securitize PF)が証券会社の基幹システムとシームレスに連携し、トークン発行およびトークンのライフサイクル管理機能を提供します。また、オプションとして投資家向けUIや、利払い・配当管理機能、税務管理機能等の証券管理機能をご提供することも可能です。
証券会社販売型デジタル証券ソリューションの特徴
証券会社販売型デジタル証券ソリューションは、ブロックチェーンによる権利の小口化で商品設計の自由度を高めつつ、既存の証券会社インフラにシームレス接続し、24/365 取引*やステーブルコインの DvP 決済*など革新的な投資体験を実現する次世代プラットフォームです。従来扱いにくかった不動産や映画 IP などのアセットも柔軟に組成でき、発行体・証券会社・投資家のすべてに新たな価値を提供します。
商品設計の自由度が向上
- ブロックチェーン上で権利を細分化できるため、社債・不動産・映画等のIP 収益権など従来難しかったアセットも小口化して組成可能。
証券会社インフラとシームレス接続
- Securitize PF が証券会社基幹システムと連携し、従来と同等の業務フローでデジタル証券を扱えます。
ブロックチェーンの技術特性の活用
- ブロックチェーン連動した情報を原簿とし、24 時間取引やステーブルコインとの DvP 決済など先進 UX を提供することが可能です*。
*米国での実績に基づく説明であり、日本では関連法令に沿った実装可否の検討が必要です。
実績の一部をご紹介
映画『宝島』製作委員会デジタル証券(フィリップ証券による販売)
直木賞受賞作を映画化する大作『宝島』(2025 年9月公開予定)の製作委員会出資持分を 日本で初めてデジタル証券化。
証券会社を通じた一般投資家の映画出資という新たな資金調達モデルを提示し、資金調達 × ファンマーケティング の両立を実現しました。
- 映画投資のデジタル証券化は国内初
- IPを活かしたファン特典(限定イベント招待、映画のエンドロールに投資家名記載など)を付与
- 投資家は証券会社のオンライントレード画面からワンクリックで購入可能
スターツグループの「不動産 ST(受益証券発行信託)」(みずほ証券、スターツ証券による販売)
スターツグループは、同一グループ内の信託会社・証券会社・アセットマネジメント会社を組み合わせ、日本初となるグループ一体型の受益証券発行信託 ST を組成。証券会社販売型で投資家へ提供しました。
- 日本初の信託会社・証券会社・アセットマネジメント会社が同一グループのデジタル証券。グループ連携によるスキーム最適化を実現
- 不動産を小口化した権利をトークン化し、ファンド組成。みずほ証券、スターツ証券の顧客に販売
- Securitize PFと、日本電子計算(JIP)の証券パッケージ(Omega FSシリーズ)との接続も実現
掲載メディア抜粋(証券会社販売型デジタル証券 関連)
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CoinDeskJAPAN|不動産セキュリティ・トークンの多様化進む──スターツ、みずほ証券、Securitizeが1口1万円で発行
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あたらしい経済|スターツ、福祉貢献型建物で不動産ST発行。みずほ証券・セキュリタイズと協働で
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日本経済新聞|みずほ証券、スターツと公募の不動産デジタル証券 投資家層を拡大へ
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テレビ東京 WBS|デジタル証券の新商品 10万円で大作映画のオーナーに
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日経新聞|映画製作費、デジタル証券で初調達 個人投資家に販売
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Coin Desk|1口10万円で映画製作に参加、金融の可能性にチャンレンジ──映画『宝島』をセキュリティ・トークン化:フィリップ証券【発表会レポート&CEO Q&A】