デジタル証券(セキュリティトークン)のリーディング・プラットフォームを提供し、米国証券取引委員会(SEC)登録のトランスファーエージェントであるSecuritize, Inc. (本社:米国サンフランシスコ、CEO:カルロス・ドミンゴ、以下、Securitize)は本日、SEC認可の代替取引システム(以下、ATS)を持ち、米金融取引業規制機構(FINRA)登録のブローカー・ディーラーであるDistributed Technology Markets, LLC(以下、DTM)の買収について規制当局の承認を取得したことをお知らせいたします。買収先企業はSecuritize Markets, LLC(以下、Securitize Markets)に改称され、Securitizeは発行から流通市場までの完全なデジタル化をカバーすることが可能になります。
「私募市場は現代の世界経済の巨大な割合を占めていますが、発行や取引をより効率的で透明性が高く、アクセス性を高くするテクノロジーの活用に関しては大きく遅れをとっています。Securitize Marketsを当社の既存のデジタルトランスファーエージェント・プラットフォームに統合することにより、発行体や投資家にシームレスなデジタルソリューションを提供できるようになります。これにより、現在のデジタル化が不完全なプロセスと比較して、顧客体験を大幅に向上させることができるでしょう。」
Securitize MarketsのCEOとCCOにクリス・ウィッテンボーンとパトリス・オマラがそれぞれ就任したことをお知らせします。それぞれDTMのCEOとCCOを務めていました。
また、新たに買収したDTMの一部門であるVelocity Marketsの前共同創業者兼CEOであるジョナサン・ケルファー氏が、Securitizeの新CTOに就任いたしました。
「Securitize Marketsは、デジタル証券を含む私募証券向けに規制に準拠した資本市場の枠組みを構築する取り組みを規制当局と密接に協力しながら続けています。この市場を発展させるために、Securitizeと手を組むことができ嬉しく思います。」
Securitizeは2017年に設立され、デジタル証券業界で最も成功し、認知されている企業の1つです。これまで150社以上の顧客と契約しており、Securitizeの提供するデジタル証券の発行・ライフサイクル管理プラットフォームは5万人以上の投資家に利用されています。
Securitizeはこれまで、Santander InnoVenture(現Mouro Capital)、MUFG、野村ホールディングス、SBI、ソニー・フィナンシャル・ベンチャーズ(SFV)など、世界最大級の金融機関から3,000万ドル以上の資金調達を行ってきました。さらにSecuritizeは、Algo Capital(Borderless Capitalに改名)、BlockchainCapital、Blockchain Ventures、Fenbushi、Kinetic、SPiCE VC、Tezos Foundationなどのブロックチェーン業界で著名な投資家から投資を受けています。
まもなくローンチするSecuritize Marketsでは、適格投資家や機関投資家がデジタル証券の上場を通じて私募資本市場にアクセスできるようになります。取り扱われるアセットは私募証券がデジタル化されたデジタル証券であり、ブロックチェーン技術を用いて発行・追跡・管理されています。デジタル証券は、伝統的に管理された私募証券と比較して、アクセス性、運用の効率性、コンプライアンスに優れています。
Securitize Marketsの潜在市場は非常に大きいです。国際取引所連合によると、2019年、私募市場(2.9兆ドル)は公開市場(1.4兆ドル)の2倍以上を調達しましたが、適格投資家のわずか2.5%しか参加していませんでした。Prequinによると、2023年までに民間資本市場の価値は14兆ドルになると予測されています。
対照的に、Security Token Marketによると、新興のデジタル証券市場の現在の時価総額はわずか5億ドルであり、民間市場のデジタル化はまだ始まったばかりであることを示しています。
Securitizeは、株式、債券、不動産等のデジタル証券の組成を可能にし、適格投資家により簡単に所有、管理、取引を可能にすることにより、資本市場の近代化を進めています。 Securitizeは米国における複数のデジタル証券取引所と統合された、実運用されているプロトコルと発行体をもった唯一SECに登録されているトランスファー・エージェントです。
*Securitize Markets, LLCはFINRA/SIPCのメンバーです。
社名 :Securitize Japan株式会社(セキュリタイズジャパン)
代表者 :代表取締役 ジェームス・エイチ・フィン
所在地 :東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー 6F
設立 :2018年9月
事業内容 :デジタル証券の発行・管理プラットフォームを提供
コーポレートサイト:https://www.securitize.co.jp/
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